研究題目 Research Title |
グローバルな都市の現状と展望:都市デザイン,インフラストラクチャ,社会のダイナミクス |
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Present States and Perspectives of Global Cities: Urban Design, Urban Infrastructure and Social Dynamics | |
状態 Status |
完了 |
Completed projects | |
研究番号 Research Number | 118 |
研究代表者 PI |
伊藤香織 / 東京理科大学理工学部建築学科 |
Ito Kaori / Department of Architecture, Faculty of Science and Technology, Tokyo University of Science | |
受入CSIS教員 CSIS reception staff |
浅見 泰司 / - |
Yasushi ASAMI / - | |
研究内容 Abstract |
本研究は,ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展のプロジェクトの一部として,グローバルな都市比較の中で東京の現在の姿を描き出し,21世紀の都市の可能性を見出そうとするものである.ヴェネツィア・ビエンナーレの全体展示は,以下の目的と概要に基づく.1世紀前には都市人口は全体の10%以下だった.現在は,世界人口の半分以上が都市に住んでいる.そして今世紀には75%以上の人間が都市に住むいまだ経験したことのない真の都市時代を迎え,急速に発展するアジアやアフリカや南米の国で人口1000万を超える多くのメガシティが生まれるだろう.一方,グローバルな「北」は縮小期を迎え,脱工業化時代に適合するよう作り直されていく.ヴェネツィア・ビエンナーレ建築展は,10回の歴史の中で初めて都市のデザイン,都市のインフラストラクチャ,社会のダイナミクスに焦点を合わせ,建築と社会と持続可能性との間の関係にユニークな国際的展望を与えようとしている.展覧会は現代都市が直面している次のような主要な課題に取り組む:人口移動と成長から流動性と持続可能な開発へ.ここでは,民主的で持続可能な都市環境の構築において建築家や建築の担う役割,および,彼らの政策立案,ガバナンス,社会結合力への結びつきについて考察される.同展は,グローバルな射程をもつ500 万人以上の都市を取り上げ,都市体験の物語を描き出す.アジアからは上海,ムンバイ,東京,中南米からはメキシコシティ,サンパウロ,ボゴタ,北アメリカからはロサンジェルスとニューヨーク,アフリカからはラゴスとヨハネスブルク,地中海沿岸からはカイロとイスタンブール,ヨーロッパからはロンドン,ベルリン,バルセロナ,ミラノ-トリノ軸.このような国際的概観に加え,持続可能で民主的で公平な世界の実現に向け都市の可能性に焦点を絞り,21世紀の都市への声明を提案する.展覧会では,最先端のグラフィックスや印象的な大型画像,動画と音によって,世界中からの多様な観客に向けて情報発信できるよう企画される.また,来訪する専門家に対しては,現代社会を形成している新しい運輸開発,都市ガバナンスの新しい動き,住居・業務地・公共施設の新しいランドスケープなど,都市発展に影響する複雑な諸事象の新しく詳しい情報を展示する. |
研究期間 Research Period |
2006-04-14 - 2007-03-31 |
申請中の研究者は表示されません。
Pending researchers are not shown.
浅見泰司 | 東京大学大学院工学系研究科 |
Asami Yasushi | Graduate School of Engineering, The University of Tokyo |
伊藤香織 | 東京理科大学理工学部建築学科 |
Ito Kaori | Department of Architecture, Faculty of Science and Technology, Tokyo University of Science |
平川聡 | 東京理科大学理工学部建築学科 学生 |
Hirakawa Satoshi | |
佐藤未央 | 東京理科大学理工学部建築学科 学生 |
Satou Mio |
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Pending datasets are not shown.
研究成果は存在しません。
No Publication.
報告書は存在しません。
No annual report.