プロジェクト情報(概要) / Project information (abstract)
基本情報 / Basic Informations
- 研究題目
Research Title 台風による住家屋根被害予測システムの構築
Development of house roof damage prediction system due to typhoons
- 状態
Status -
実施中
Started
- 研究番号
Research Number - 1112
- 研究代表者
PI - 野田 稔 / 徳島大学大学院産業理工学研究部
- 事務担当者
Secretary - 野田 稔 / 徳島大学大学院産業理工学研究部
- 受入CSIS教員
CSIS reception staff 飯塚 浩太郎
Kotaro IIZUKA
- 研究内容
Abstract 現在,台風通過時の被害の予測について,河川氾濫や土砂災害に対しては,降水量の予測値や観測値に基づいて,具体的なエリアを指定して危険性を知らせる仕組みが構築されているが,強風災害については,定義の周知されていない最大風速や最大瞬間風速の予測値を報じるのみで,危険性の度合いを知らせるにはあまりにも具体性に欠けている。研究代表者らは,2018年の台風21号,2019年の台風15号において,広域航空調査によってブルーシートをマーカーとして屋根被害分布を調べ,WRF気象モデルにより求められた最大風速によって被害発生確率を2重Weibull分布で表すことができ,そのWeibullパラメータが住宅密度に密接な関係を持つことを明らかにした。(この成果については,2023年8月に開催のInternational Conference on Wind Engineeringにて発表)
本プロジェクトは,この成果に基づいて,将来台風が通過する際の最大風速と通過エリアの住宅密度の情報を組み合わせて,日本全域を対象とした台風通過エリアの被害発生確率を定量的に示す屋根被害予測システムを構築し,台風通過時の強風による被害発生確率を具体的なエリアごとに提供することを目指すものである。
- 研究期間
Research Period - 2021-08-27 - 2025-03-31
変更申請
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研究者 / Researchers
申請中の研究者は表示されません。 / Pending researchers are not shown.
野田 稔 / 徳島大学大学院産業理工学研究部
利用データセット / Datasets used
申請中のデータセットは表示されません。 / Pending datasets are not shown.
研究成果 / Achievement
年次報告一覧 / Annual reports 必須
年次報告の内容はメンバーのみ表示されます。
成果報告一覧 / Publication list
年月:2022/05
著者:尾田 春雄, 益子 渉, 友清 衣利子, 野田 稔
書誌情報等:日本風工学会論文集, Vol.47, No.2, pp.18-26, 2022
年月:2022/11
著者:尾田 春雄, 益子 渉, 野田 稔
書誌情報等:日本風工学研究論文集, Vol.27, pp.109-117, 2022
年月:2023/02
著者:尾田 春雄
書誌情報等:台風による建物強風被害の 発生確率モデルの構築と活用, 理工学修士, 高知大学総合人間自然科学研究科
年月:2022/05
著者:尾田 春雄, 益子渉, 野田 稔
書誌情報等:最弱リンクモデルに基づく被害確率モデルを用いた台風による屋根被害予測法の提案
年月:2022/05
著者:尾田 春雄, 野田 稔
書誌情報等:最弱リンクモデルを適用した台風による建物屋根の被害確率モデルの検討
年月:2022/09
著者:尾田 春雄, 野田 稔
書誌情報等:最弱リンクモデルによる被害確率モデルを用いた建物被害確率の推定
年月:2022/12
著者:尾田 春雄, 益子 渉, 野田 稔
書誌情報等:建物ポリゴン情報の導入によるワイブル分布を用いた台風の建物被害確率モデルの精度改善, 第27回風工学シンポジウム
年月:2023/05
著者:野田 稔, 尾田春雄, 竹見哲也
書誌情報等:2重ワイブル分布式による建物の被害確率推定と低風速地域における被害発生要因の検討, 2023年度日本風工学会年次研究発表会, 日本風工学会誌, Vol.48, No.2, pp.187-188, 2023
年月:2023/09
著者:尾田春雄, 野田 稔
書誌情報等:2重ワイブル分布式による建物の強風被害発生確率モデルの適用, 土木学会年次学術講演会講演概要集, Vol.78, I-180, 2023
年月:2023/05
著者:尾田春雄, 野田 稔
書誌情報等:2重ワイブル分布式を用いた台風による強風建物被害確率モデルの構築, 2023年度土木学会四国支部第29回技術研究発表会
年月:2023/08
著者:Minoru Noda, Haruo Oda, Tetsuya Takemi
書誌情報等:Typhoon-induced roof damage probability based on aerial survey and WRF, 16th International Conference on Wind Engineering
年月:2023/11
著者:野田 稔, 尾田春雄
書誌情報等:東京大学空間情報科学研究センター全国共同利用研究発表大会CSIS DAYS 2023