プロジェクト情報(概要) / Project information (abstract)
基本情報 / Basic Informations
- 研究題目
Research Title 大阪府における建物用途情報を考慮した災害リスク削減に関する研究
Disaster Risk Management Considering Effects of Building Use Information in Osaka Prefecture
- 状態
Status -
実施中
Started
- 研究番号
Research Number - 1214
- 研究代表者
PI - 米澤 剛 / 大阪公立大学
- 事務担当者
Secretary - 米澤 剛 / 大阪公立大学
- 受入CSIS教員
CSIS reception staff 山田 育穂
Ikuho YAMADA
- 研究内容
Abstract 国土交通省が提示している「地震時等に著しく危険な密集市街地」(令和3年版)において,大阪府の危険密集市街地は全国の危険密集市街地の約45%を占めている.この上で大阪府は,危険密集市街地における地域防災力の向上を目指して道路整備や建築物の耐震化,空地整備などのハード面の強化と防災マップや避難路の確保などのソフト面の強化を進めている.しかしながら,これらの方針には周辺人口やその地域の特性などの情報が含まれていないのが現状である.大阪の地域特性の一つとして,工場や事業場と住宅地域が混在した密集市街地が多いことがあげられる.南海トラフ地震をはじめとした地震や津波といった大規模災害が発生した際,化学物質の漏えいや工場火災などが発生する危険性がある.その場合の周辺住民への健康被害や大気,水質,地下水などの環境汚染による環境リスクは大きいと考えられる.
そのため本研究では,大阪の密集市街地において建物用途に応じた地域の分類地図を作成し,とくに工場や事業場等を抽出する.さらに大規模災害時における地域への環境汚染の影響評価を含めた災害リスク削減を総合的に検討することを目的としている.本研究を通じて工場や事業場への対策実装と地域住民とのリスクコミュニケケーションの指針作成を目指したい.
- 研究期間
Research Period - 2022-11-28 - 2025-03-31
変更申請
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研究者 / Researchers
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米澤 剛 / 大阪公立大学
坪倉 大侍 / 大阪公立大学
阿形玲那 / 大阪市立大学
研究成果 / Achievement
年次報告一覧 / Annual reports 必須
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成果報告一覧 / Publication list
年月:2023/03
著者:阿形玲那
書誌情報等:地震時の密集市街地における都市公園充足度に関する研究,学士(工学),大阪市立大学工学部都市学科
年月:2023/03
著者:坪倉大侍
書誌情報等:東大阪市の製造業に着目した想定される地震によるリスク分析,学士(工学),大阪市立大学工学部都市学科
年月:2023/10
著者:坪倉大侍,米澤剛,杉本賢二
書誌情報等:南海トラフ地震による東大阪市製造業のリスク分析,地理情報システム学会第32回学術研究発表大会,p2-25,pp.1-6