プロジェクト情報(概要) / Project information (abstract)
基本情報 / Basic Informations
- 研究題目
Research Title 生態系を活用した防災・減災のための土地利用のシナリオ開発
Development of land use scenario for Eco-DRR
- 状態
Status -
実施中
Started
- 研究番号
Research Number - 952
- 研究代表者
PI - 吉田 丈人 / 東京大学大学院総合文化研究科
- 事務担当者
Secretary - 山田 由美 / 慶應義塾大学 政策・メディア研究科
- 受入CSIS教員
CSIS reception staff 飯塚 浩太郎
Kotaro IIZUKA
- 研究内容
Abstract 開発圧が下がる人口減少時代は土地利用の見直しが可能になる機会となり得る。
事前に予測されたリスクへの暴露を避けた土地利用を推進することで、地域社会はリスクを低減することが目指せることとなった。
これらを背景に土地が本来持つ多機能性に着目すると、私たちは自然の恵みの享受と防災・減災を両立させることができるが、この多機能性が働く概念を具現化できる土地利用の形を描くためには、精緻な空間データに基づいたシナリオ分析が必要となる。
そこで本研究では、実際の居住を示す家屋データを用いてリスクに応じた経済被害を定量化・可視化し、それを踏まえた将来的な土地利用の効果を示すことで、複数の現実的なシナリオを作成していくことを目指す。
対象地は段階的に拡大していくものとする。初期には洪水リスクが全国で最も精緻に予測されている滋賀県を対象に家屋被害額を推定するなどして、現況の暴露を明らかにする。その後妥当性評価などを経て、他県でもシナリオを展開させていく。
最終的に生態系減災の理念をより社会実装に近付けるシナリオが開発されていくことが、この研究の成果である。
- 研究期間
Research Period - 2020-01-20 - 2025-03-31
変更申請
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研究者 / Researchers
申請中の研究者は表示されません。 / Pending researchers are not shown.
秋山 祐樹 / 東京都市大学建築都市デザイン学部都市工学科
一ノ瀬 友博 / 慶應義塾大学
山田 由美 / 慶應義塾大学 政策・メディア研究科
吉田 丈人 / 東京大学大学院総合文化研究科
瀧 健太郎 / 滋賀県立大学 環境科学部 湖沼流域管理研究センター
上原 三知 / 信州大学 社会基盤研究所
利用データセット / Datasets used
申請中のデータセットは表示されません。 / Pending datasets are not shown.
研究成果 / Achievement
年次報告一覧 / Annual reports 必須
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成果報告一覧 / Publication list
年月:2022/04
著者:総合地球環境学研究所「人口減少時代における気候変動適応としての生態系を活用した 防災減災(Eco-DRR)の評価と社会実装」プロジェクト
書誌情報等:研究成果を広く一般に公開するため「J-ADRES – 自然の恵みと災いからとらえる土地利用総合評価」と名称を冠しHPを立ち上げた(https://j-adres.chikyu.ac.jp/)。このサイトではJoRASへの申請で利用させていただいた住宅地図データを用いて災害からの安全度を計算した結果を市区町村ごとに集計して掲載している。HPには本機関との共同研究である旨を説明書きに記載した。
年月:2023/12
著者:Yumi Yamada , Tomohiro Ichinose , Masahiro Aiba , Kentaro Taki,Yuki Akiyama, Huang Wanhui ,Takehito Yoshida
書誌情報等:Risk assessment at 10km grid resolution using building and land use dataset :The case of JAPAN. ICLEE(International Consortium of Landscape and Ecological Engineering)2023, Korea