密集市街地における民泊の立地特性と空間構成に関する研究
実施中
高橋 孝明
近年、インバウンド需要の回復に伴い、東京都区部では民泊を含む小規模宿泊施設の増加が再び進行している。先行研究では京都・大阪を中心とした民泊や簡易宿所の立地特性が明らかにされているが、東京都区部、とりわけ密集市街地を対象とした体系的な分析は十分とはいえない。本研究では、こうした状況を踏まえ、東京都区部における民泊の立地傾向および密集市街地における空間的特徴を明らかにすることを目的とする。具体的には、住宅宿泊事業法の届出住宅一覧および旅館業法の施設名簿を用い、民泊の分布を時系列で整理し、用途地域や各区の条例との関連を検討する。また、民泊が集積する複数の密集市街地を対象として、接道条件、建築形態、街路構成など街区レベルの空間特性との関係について分析を行う。民泊は既存住宅の用途変更によって運営されるため、地域への影響が把握しにくいという特性を有する。本研究では、こうした不可視的な用途転換がどのような空間条件のもとで生じやすいのかを整理するとともに、民泊が密集市街地におけるストック活用や地域環境にどのような意味を持ちうるのかについて検討する。
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中島直人 / 東京大学
草野佑 / 東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻
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