プロジェクト情報(概要) / Project information (abstract)
基本情報 / Basic Informations
- 研究題目
Research Title 望ましい水環境の総合的評価と実現
Comprehensive evaluation of desirable water environment and realization
- 状態
Status -
完了
Completed projects
- 研究番号
Research Number - 86
- 研究代表者
PI - 花木啓祐 / 東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻
- 事務担当者
Secretary - 未設定 / NONE
- 受入CSIS教員
CSIS reception staff 浅見 泰司
Yasushi ASAMI
- 研究内容
Abstract 急激な都市化により都市の河川・湖沼の汚濁が進んだが、下水道の整備等により水質の回復が進んでいる。下水道は、広範囲の地域の排水を集積し、処理されることが多い。処理水は、もとの地域に戻されず、別の水域に排水されることが多く、都市の水循環という視点では、その循環サイクルが寸断されている状況にある。その結果、都市内河川の流量の減少や、湖沼の水位低下等の減少が発生し、水辺の質の低下がみられている。社会が成熟期に移行しつつある今、人々は物質的豊かさから精神的豊かさを重視するようになり、水辺がもたらす価値というものが見直されつつある。 そこで本研究では、現状想定されている広域下水道整備のシナリオに対して、下水の分散処理(分散下水道、浄化槽)による整備を代替シナリオとして想定し、その結果、対象水域の水質、水循環が改善することの価値を評価することで、望ましい水環境・処理システムを提案する。ここでは、空間情報等を有効に用いることにより現状の都市水域の物質収支を把握し、分散処理施設の設置位置を決定した上で、整備後の収支を算出する。またその結果をもとに整備コスト環境負荷を算出する。費用、環境負荷、水辺の質の改善の3つの項目のトレードオフを解析する。具体的には千葉県北西部をモデルとし、◆行政区分◆行政区分毎の人口、世帯数◆下水道整備計画◆雨水排除計画◆地形の要素をGISにより統合することで、物質収支の算出、整備計画の立案を実施し、環境負荷・整備コストを算出する。また整備により便益の及ぶ範囲を、統合したGISデータをもとに考察する。
- 研究期間
Research Period - 2005-07-15 - 2008-03-31
変更申請
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研究者 / Researchers
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浅見泰司 / 東京大学大学院工学系研究科
花木啓祐 / 東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻
大塚佳臣 / 東京大学大学院 工学系研究科 都市工学専攻 修士課程
利用データセット / Datasets used
申請中のデータセットは表示されません。 / Pending datasets are not shown.
平成12年国勢調査 町丁・字等別地図境域データ データセット (Shape形式)
2000 Population Census: Tabulation for Small Areas (cho / aza etc.), Boundary data (Shapefile format)
平成12年国勢調査 町丁・字等別集計 その2 データセット
2000 Population Census: Tabulation for Small Areas (cho / aza etc.), Volume 2
研究成果 / Achievement
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