猛暑時におけるアーケード商店街の人流維持効果検証
実施中
山田 育穂
日本の夏季の猛暑激甚化において、都市のウォーカビリティー確保と熱中症リスク低減は重要課題である。一方、全国のアーケード商店街は老朽化や財政負担から撤去の動きが進むが、直射日光の遮断や各店舗からの漏れ冷気等により体感温度(SET*)を大幅に低下させる等、熱ストレス緩和インフラとしての高い潜在価値を持つ。本研究は、猛暑時のアーケードの温熱環境緩和効果が歩行者の経路選択や滞留行動に与える影響を、空間特性の異なる複数の商店街タイプを対象にシミュレーション手法を用いて定量化することを目的とする。研究方法として、人流データから歩行者の経路実績を作成する。歩道の有無、空間幅員、緑環境、オープンスペース、小売店舗割合、日陰割合などの指標を用い、多項ロジットモデルにより各影響度を推定する。このモデルを地域や街路構造で類型化した複数の商店街に適用し、パラメータの変動特性を考察する。本研究は、商業や財政面のみに偏りがちだったアーケードの存廃議論に対し、熱環境と人流維持の観点から客観的な計画指針を提示し、地域に応じた計画基準の構築に貢献する。
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貞広 幸雄 / 東京大学空間情報科学研究センター
柴田 直甫 / 東京大学
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擬似人流・トリップデータ 大阪府データセット
擬似人流・軌跡データ 東京都データセットver2.0
擬似人流・軌跡データ 大阪府データセットver2.0
擬似人流・トリップデータ 東京都データセット
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