プロジェクト情報(概要) / Project information (abstract)
基本情報 / Basic Informations
- 研究題目
Research Title モバイルビッグデータを活用した新型コロナウイルスの影響分析
Impact Analysis of COVID-19 Using Mobile Phone Big Data
- 状態
Status -
実施中
Started
- 研究番号
Research Number - 985
- 研究代表者
PI - 秋山 祐樹 / 東京都市大学建築都市デザイン学部都市工学科
- 事務担当者
Secretary - 秋山 祐樹 / 東京都市大学建築都市デザイン学部都市工学科
- 受入CSIS教員
CSIS reception staff 澁谷 遊野
Yuya SHIBUYA
- 研究内容
Abstract 新型コロナウイルス(以下「COVID-19」)の世界的流行は、我が国においても例外ではなく社会に多大なる影響を与え続けている。特に、COVID-19の流行に伴う外出自粛要請により人々の外出機会が大幅に減少した。その結果、都市における様々な経済活動、消費活動が減少し、地域経済、更には我が国全体の経済に多大なる影響を与えている。とはいえ、その時空間的な影響の実態はまだ十分には明らかにはされていない状況にある。COVID-19の我が国への影響を把握し、また今後発生しうる第二波、第三波に備えていくためには以上の現象を可能な限りミクロに把握する手法と、その結果が必要である。
そこで、本研究では携帯電話の移動履歴に基づく膨大な数の人々の移動履歴に関するビッグデータ(以下「モバイルビッグデータ」)を活用して、以下の情報を把握するための手法の開発とその成果を得ることを目的とする。なお、対象地域は以上の影響が特に顕著に現れると考えられる、日本全国の県庁所在地とする。
1)COVID-19の影響による日別、時間別、メッシュ別の人口の変化の時空間的把握。
2)感染者密度(人口あたり感染者数)と、人々の時空間的分布の関係の把握。
3)既存統計との統合による経済的インパクトの推定。
- 研究期間
Research Period - 2020-08-19 - 2025-03-31
変更申請
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研究者 / Researchers
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柴崎亮介 / 東京大学空間情報科学研究センター
秋山 祐樹 / 東京都市大学建築都市デザイン学部都市工学科
小川 芳樹 / 東京大学空間情報科学研究センター
宮澤 聡 / LocationMind株式会社
研究成果 / Achievement
年次報告一覧 / Annual reports 必須
年次報告の内容はメンバーのみ表示されます。
成果報告一覧 / Publication list
年月:2022/12
著者:秋山祐樹
書誌情報等:地理空間ビッグデータを活用した新型コロナウイルス感染症による地域経済への影響の時系列分析, 経済地理学年報, 68(4), 247-269.
年月:2023/09
著者:秋山祐樹
書誌情報等:モバイルビッグデータを活用した日本全国におけるCOVID-19による地域経済への影響把握の試み, 日本オペレーションズ・リサーチ学会論文誌, 68(9), 469-477
年月:2023/05
著者:秋山祐樹
書誌情報等:人流データの現状と官における幅広い利活用の実現に向けた課題, 人と国土21, 49(1), 4-9
年月:2023/05
著者:児玉大智,山野寺瞭太,秋山祐樹
書誌情報等:モバイルビッグデータと経済統計情報を活用したミクロな消費行動分析に関する研究,第32回地理情報システム学会講演論文集, B-2-2